String関数の使い方は文字を指定した数だけ並べることが出来る

VBAStringeyecatch

エクセルVBA 文字列操作のString関数の使い方についてです。
「文字を指定した数だけ並べることが出来る」という機能の関数です。
この関数を使えば簡潔なコード記述で実行することが出来ます。

こんにちは、じゅんぱ店長(@junpa33)です。

今回は、指定した文字を指定した数だけ並べるString関数についてです。

どういった時に使えるかというと、たとえば、いろんな利用法があると思いますが、

獲得点数をグループ全体の中で、比較参照しやすくする時に使うとか・・・。

ちょっと知ってると便利な関数です。

「関数リファレンス」を調べる

String関数はどういう関数、どう使う?

よく何かを採点するときに「★3っつ」とか「トリプルA」とか使う時があります。

このString関数はそのような「同じ文字を並べる」時に最適な関数です。

つまり「文字を指定した数だけ並べることが出来る」関数なのです。

String関数の構文

String関数の構文

  • String(「反復数」,「反復文字」)

 

「反復数」は必ず指定しなければなりません。長整数型
正の整数値で指定します。

「反復文字」は必ず指定しなければなりません。バリアント型
文字、文字列(先頭文字優先)、文字コード(ASCII 、シフト JIS)で指定します。

String関数の使用例

使用例の設定条件

例題として、10個の製品の評価点を一覧表にしています。

評価欄にA,B,C,D,Eランク分けで一目で評価結果を認識しやすくします。

同ランク内ではシングル~トリプルまでの3段階設定とします。

vbastring001a

String関数のサンプルコード

String関数のコードサンプル

設定した変数

  • データ行数のループ変数・・・i

コード

Sub String関数Test()

    Dim i As Long
    
'行数分のループ処理
    For i = 2 To 11
    
'Select Caseで条件分岐を行う
        Select Case Range("B" & i)
        
            Case 90 To 94
'「A」を1回繰り返し
                Range("C" & i) = String(1, "A")
            Case 95 To 97
'「A」を2回繰り返し
                Range("C" & i) = String(2, "A")
            Case Is > 97
'「A」を3回繰り返し
                Range("C" & i) = String(3, "A")
                
            Case 80 To 84
                Range("C" & i) = String(1, "B")
            Case 85 To 87
                Range("C" & i) = String(2, "B")
            Case Is > 87
                Range("C" & i) = String(3, "B")
            Case 70 To 74
                Range("C" & i) = String(1, "C")
            Case 75 To 77
                Range("C" & i) = String(2, "C")
            Case Is > 77
                Range("C" & i) = String(3, "C")
            Case 60 To 64
                Range("C" & i) = String(1, "D")
            Case 65 To 67
                Range("C" & i) = String(2, "D")
            Case Is > 67
                Range("C" & i) = String(3, "D")
            Case Is < 60
                Range("C" & i) = String(1, "E")
                
        End Select
    
    Next i

End Sub

【実行結果】

評価欄に記号が表示されました。

得点ごとに評価記号を細かく区別表示することが出来ました。

vbastring002a

MEMO

条件分岐させるコードについては

Select Caseステートメントを利用しています。

Select Caseステートメントについてはこの記事が参考になります。

vbaselectcaseeyecatch Select Case 条件分岐の使い方。ステートメントの基本はコレ。

String関数の使い方のまとめ

String関数は、扱いもそんなに難しくはないと思います。

また頻度的にも頻繁に使う関数ではありませんが、知っておくと便利な関数です。

今回の例題は得点による条件分岐が多くありましたので、

Select Case ステートメントを利用しました。

コードの行数は増えましたが、基本的に簡単なコードで作成することが出来ました。

このように簡単に使えますので、String関数を、また何かのケースで使ってみてください。

今回の記事はここまでです。

最後までご覧いただき有難うございました。

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