エクセルVBAの勉強を始めて、最初に不安になることで、「いつ頃になったら使えるようになるんだろうか?」と考えることがあります。
全て本人次第の勉強ですので、学習する項目ごとに学習時間を想定して乗り越えていきましょう。
こんにちは、じゅんぱ店長(@junpa33)です。
エクセルVBAを勉強し始めた(しようと思っている)多くの人が最初に抱くことで、
「このまま同じように勉強していて本当に習得できるんだろうか?」
「一体どれくらい時間を使えば習得できるんだろうか?」
という不安な思いがあるでしょう。そしてそのことで頭いっぱいになることが、しばしばあると思います。
勉強している人が持ち合わせている能力は人それぞれ異なりますので、
答える側としても「ここまで出来るのは何か月」とは一概には言えない、というのが本音でしょう。
けれども、この記事でお伝え出来るのは、
初級レベルの内容を学習するのに必要な時間は想定できるということです。
コンテンツ
初心者がVBAを習得する勉強時間を想定するには
VBAを使えるようになるのにどれくらいの期間が必要になるのか。
勉強方法によって大分変わってくるとは思います。
一番最悪なのが、学習に流れがなく、あっちこっち飛び火のように手を付けて勉強してしまうことです。
「習得にはどれくらいかかるか」という疑問に対しては、一概には言えませんが、
この勉強方法であればこれくらいの時間目安です、ということをお伝えできると思います。
独習での学習スタイルとしては、
- エクセルVBAの全体の基本部分が見渡せる入門テキストを制覇する。
- エクセルVBAの初級基礎を分かりやすく詳しく書いた参考書で勉強を進める。この時点で動画レッスンを同時に取り入れる勉強法を行う。
という勉強の進め方で行います。
実務での事務効率改善のために、エクセルVBAを学習しようとしている人は特に、
少しでも早く、急いで実践に生かしたいと思われるでしょうが、
実務で実践化するためにはある程度VBAの基本が出来ていないと、学習が混乱することにもなります。
後々の果実を得るためには、少々我慢してまず最初に基礎の基礎を学習してください。
実際に勉強時間をどのように想定するか
最初に入門テキストを学習します。
そして次に初級の詳しい内容が分かる参考書を勉強します。
どんなテキスト・参考書を使うかを選定するのは初心者には難しいかもしれません。
主に、WEBでのクチコミや書籍紹介に頼ることになりますが、
「書籍内容の目次とセクション」「著者・出版社」などの情報で選ぶことになります。
エクセルVBAの独習でおすすめ参考書を7冊選ぶ。良書との出会いは大切です更に、出来るなら書店で現物を確認できるのがベストです。
入手したテキスト・参考書で、各章ごとに自分で勉強に掛かる時間を想定して、
一冊一通り勉強し終えるのに何時間かかるのかを合計します。
例題として、一通り学習するのに必要な時間の目安を付けると以下のようになります。
まず最初に、テキストは、「Excelマクロ&VBA超入門 今すぐ使えるかんたんぜったいデキます!」を使います。
それぞれの章の学習のための想定できる所要時間の割り振りは、
章 見出し | 学習時間目安 | |
第1章 | マクロ基本編―マクロの基本を学ぼう | ~30分 VBAを利用するためのエクセルの初期設定 |
第2章 | マクロ作成編―記録マクロを作ろう | 1~2時間 超カンタンなマクロの記録 |
第3章 | マクロ修正編―記録マクロを修正しよう | 1~2時間 作成したマクロの記録を変更する |
第4章 | ボタン作成編―マクロをボタンに登録しよう | 1時間 マクロの記録を実行するコマンドボタンの設置 |
第5章 | マクロ応用編―シートをコピーするマクロを作ろう | 1~2時間 さらに別のマクロの記録で1から4章を一度に行う |
第6章 | VBA実践編―VBAでプログラムを書いてみよう | 2時間+2時間 VBEにプログラムを直接記述する Msg関数とIf文 |
第7章 | フォーム作成編―フォームを作ってみよう | 2~3時間 カンタンなユーザーフォームの作成 |
第8章 | 困った解決編―マクロ&VBAの困った!を解決しよう | おまけ エラー集 |
それぞれの章の学習のための想定できる所要時間の割り振りは、
個人差は大きいと思いますが、このテキストを初めて終了させるために必要な時間は、14.5時間程になります。
テキストの概略は
エクセルVBAの独習でおすすめ参考書を7冊選ぶ。良書との出会いは大切ですでも確認できます。
次に学習する教科書としては、「EXCEL VBA塾 動画と連動!」を使います。
この教科書は、動画と併用して学習していく形になります。
内容的には深くなりますので、読み込むことも必要になると思います。
章 見出し | 学習時間目安 | |
第1章 | マクロとは?何が便利? | ~15分 マクロを使う意味 |
第2章 | マクロ記録とVBA | 1時間 マクロの記録とその限界 |
第3章 | 最初のVBA、プロシージャ | 2時間 作成したマクロの記述を変更する |
第4章 | セルやセル範囲を操作する | 2時間 Rangeオブジェクト、セルメソッド |
第5章 | 演算と変数―マクロに計算をさせよう | 2時間 演算子や変数の宣言・型、値の代入 |
第6章 | 繰り返し―反復作業は、マクロにやらせよう | 2時間 ループの構文 |
第7章 | 最終行の取得―最後までマクロに処理させよう | 1時間 最終行取得の考え方と方法 |
第8章 | 条件分岐―条件によって処理を変えよう | 2時間 If構文、比較演算子 |
第9章 | VBA関数―便利な組み込みの関数を利用しよう | 3時間 VBA関数のいろいろ |
第10章 | フィルターによるデータ抽出―欲しいデータを自在に取得 | 2時間 オートフィルター、ワイルドカード |
第11章 | シートの操作 | 2時間 シートについての操作 |
第12章 | ブックの操作 | 4時間 ブックについての操作 |
最終章 | 実用マクロを作ろう! | 4時間 実際に作ってみる |
個人差は大きいと思いますが、このテキストを初めて終了させるために必要な時間は、27.3時間程になります。
テキストの概略は
エクセルVBAの独習でおすすめ参考書を7冊選ぶ。良書との出会いは大切ですでも確認できます。
初級の学習の最後として、この教科書にはさらに補講5講座があります。
教科書で使う「EXCEL VBA塾 動画と連動!」はページとしてはありませんが、動画での補講として続きの講座があります。
補講 見出し | 学習時間目安 | |
A | よく使うセルのプロパティ | 2時間 |
B | 行や列の操作 | 2時間 |
C | もっと知っておきたいセル範囲の指定方法 | 2時間 |
D | 上級編 | 3時間 |
E | デバッグ | 1時間 |
入門テキストを学ぶ時間として14.5時間
初級編の教科書で学習する時間として27.3時間
補講動画として10時間
合計で51.8時間になります。(学習に個人差はあり、一概には言えないということで)
この52時間程を何日に割り振るかで学習初回目の日数を推定していただけると思います。
また、この勉強時間が完了しても、「一応、一通り」ということで、その後の繰り返し学習をお勧めします。
繰り返し学習には、Webからの参考実例も取り入れて勉強するとより深まると思います。
また、動画学習として、別記事で「EXCEL VBA塾 動画と連動!」の著者の「エクセル兄さん」たてばやし淳さんを特集しています。参考にしてください。
エクセルVBA初級者がUdemyで動画学習する講座おすすめ5選と無料講座の上手な使い方。マクロ・VBAの習得時間の想定方法のまとめ
VBAの習得期間については、学習する人の勉強の時間配分で大きく変わってきます。
学習する部分は同じで、その単元に費やす時間も大きくは変わらないとしても、
毎日勉強するか、1日おきか、3日おきかで日数的な期間は大きく変わってきます。
またさらに、勉強の進め方をスケジュール化しておかないと、非効率的になり無駄時間も増えていくことにもなります。
エクセルVBAの独習でおすすめ参考書を7冊選ぶ。良書との出会いは大切です
でも触れていますが、一番重要な学習の基本となるテキスト選びで失敗をしていると、
早い内に方向修正しないと、どんどん無駄時間浪費のキズ口が広がっていってしまいます。
この記事の説明で使ったテキスト・教科書を使うと、このような結果ということです。実例情報としてお考え下さい。
実際に学習を始める時には、是非とも
安易なテキスト決めをせず、学習全体のタイムスケジュール作りを行って、
到着点のある先の見える学習をしていただきたいと思います。
アンケートでポイ活しよう!!
アンケートに答えれば答えるほど ”使える” ポイントがたまります。