エクセルVBAエキスパート資格を独学で取得するための方法について解説します。
今までの学習内容で手薄な部分のポイント潰しや、より効率に勉強を進める方法など。
更には、外部がらの学習サポートを得ての勉強法について解説します。
こんにちは じゅんぱ店長 (@junpa33) です。
実務での業務改善をするために、独学でエクセルVBAの勉強に励んでいる人も多いと思います。
VBAのコードが組めるようになって来たらこのスキルを、後々には外部に証明できるスキルとして残したい、と考えている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、
社内向けだけでなく就職・転職時にもアピールできる、履歴書にも書ける「エクセルVBAエキスパート資格習得」について説明していきます。
コンテンツ
エクセルVBAの資格とは
VBAエキスパート資格とは、
「エクセルVBAのスキルを持っている」ということを証明するための唯一の資格になります。
現在、この資格以外にはVBAに特化した資格は存在しません。
よく似た資格として、MOS資格というものがありますが、
これは、エクセルで言えば、エクセル機能のオペレーション技術を証明するための資格です。
VBA資格はあくまでも、Excel(とAccsess)についてのVBプログラムの作成能力を認定する資格と言うことです。
資格の種類と取得難易度
VBAの資格の種類
VBAの資格としては、「VBAエキスパート」というものがあります。
このVBAエキスパートの資格を取得すれば、対外的にもスキルの証明をすことが出来ます。
今はもう、採用面接で、「エクセルは出来ません」なんて言えば大きなビハインドです。
(実は大して出来なくても「出来ます」と言う就活者が多いのも事実)
そんな出来て当たり前のエクセルですが、
「VBAエキスパート」資格はMOS資格よりも難易度が高く、資格取得者は「エクセル自動化が出来る技術者」として認知されています。
具体的に、「VBAエキスパート」資格取得は、さらに2つのスキルレベルに分かれています。
- VBAベーシック資格
- VBAスタンダード資格
項目 | 受験要件 |
---|---|
受験資格 | 特にありません。年齢・国籍を問わずどなたでも受験できます。 未成年の方は、保護者の同意を得たうえでお申込みください。 |
再受験ルール | 同一科目に対して2回目の受験については制限がありませんが、3回目以降の受験は前回の試験日から7日間(24時間×7=168時間)は受験できません。(例:2回目の試験を11月1日に受けた場合、3回目に受験できるのは11月8日以降) |
資格レベル | 問題数 | 試験時間 | 合格基準点数 | 受験料 |
---|---|---|---|---|
エクセルVBAベーシック | 40問前後 | 50分 | 650~800点 (1000点満点) | (税込)13,200円 |
エクセルVBAスタンダード | 40問前後 | 50分 | 650~800点 (1000点満点) | (税込)14,850円 |
VBAエクスパートにはAccsessもあります | ||||
AccessVBAベーシック | 40問前後 | 50分 | 650~800点 (1000点満点) | (税込)13,200円 |
AccessVBAスタンダード | 40問前後 | 50分 | 650~800点 (1000点満点) | (税込)14,850円 |
エクセルVBA資格の難易度
合格率については非公表ですが、MOS資格よりも難しく50~60%程度ではないかと言われています。
基本的な内容ですので、実際に実務で操作をしていれば十分合格可能です。
VBAに関する知識を問う問題がいくつもあるので、この知識問題は落とさず正答出来るようにすれば大きく合格に近づけます。
VBAについての問題についても、難易度に関しては基本的なものが大半になります。
論理的に考える試験内容があり、合格するためには、事前にパソコンで試験問題対策をしておく必要があります。
実際にプログラムする時のVBAのスキルが問われる問題になります。実務上での経験を試験問題で問われます。
頭で理屈を覚えるだけでは試験問題に答えるのは難しく、事前に対策問題集などを使って問題演習をしておきましょう。
エクセルVBAベーシック資格試験内容
「エクセルVBAベーシック資格」はExcelで利用するマクロとVBAの基本的なスキルを証明する資格です。
ですので、取得試験で出題されるレベルは、マクロ初心者レベル程度のものとなります。
出題範囲は、VBEの起動から作業の自動化の所までです。
ベーシックレベルで診断されるスキルとしては、
Excel VBAの基本文法を理解し、変数、セル・シート・ブックの操作、条件分岐、繰返し処理なども含まれます。
- マクロとVBAの概念
- マクロ記録
- モジュールとプロシージャ
- VBAの構文
- 変数と定数
- セルの操作
- ステートメント
- 関数
- ブックとシートの操作
- マクロの実行
エクセルVBAスタンダード資格試験内容
「エクセルVBAスタンダード資格」はExcelで利用するマクロとVBAの応用的なスキルを証明する資格です。
取得試験で出題されるレベルは、マクロ上級レベルまでのものとなります。
出題範囲は、Excel VBAの基本文法を理解して、高度なマクロを読解・記述する部分です。
スタンダードレベルで診断されるスキルとしては、
配列、検索とオートフィルター、並べ替え、テーブル操作、エラー対策なども含まれます。
- プロシージャ
- 変数の活用
- ステートメント
- ファイルの操作
- ワークシート関数の利用
- 検索とオートフィルター
- データの並べ替え
- テーブルの操作
- エラー対策
- デバッグ
資格試験対策の独学勉強方法
これまですでに、独習でエクセルVBAを勉強している人は、試験対策用の勉強も行う必要があります。
今まで行ってきた独習が、実務に則した実践的な勉強内容だった人は特にそうです。
資格試験で出題される問題は、
- ベーシックではマクロとVBAの概念や知識的なことも多くあるとか、
- スタンダードでは、普段の自分の実務では使わない部分も試験問題になっているなど、
資格試験の出題範囲は広範囲の出題範囲となっています。
そこで、資格試験対策向けとして、
普段の勉強では手薄になっている「実務的にあまり利用しない箇所・項目」にも目を向けないといけません。
試験の失点を出来るだけ避けるためには、
普段の勉強で自分が流している必要度の低い項目、手薄となっている項目範囲の勉強も必要です。
勉強方法としては、学生の時やっていた(いる)ような、試験対策としての勉強方法を行いましょう。
反復学習として、練習問題集をやりこんで試験対策を行っていきます。
その問題集で正解率80%以上が出るまで繰り返し学習しましょう。問題数をやりこむことが大切です。
試験対策用の問題集
問題集としては、公式テキスト、模擬試験問題集で勉強することになります。過去問は発刊されていません。
公式テキスト
資格試験を実施・運営している会社の公式テキストです。
あらかじめエクセルVBAについての学習が進んでいる人は、このテキストでOKでしょう。
出版社 : オデッセイコミュニケーションズ
参考書籍
エクセルVBAをはじめから学習するための参考書としては、
エクセルVBA独学のための参考書選びについて、詳しくはこちらで紹介しています。
エクセルVBAの独習でおすすめ参考書を7冊選ぶ。良書との出会いは大切です資格試験対策の効率を上げる独学勉強方法
参考書やテキストだけでは不安に思う人、一人学習に今までから不慣れない人で、
エクセルVBAの勉強をスタートして、それなりに進んでいる人は、
オンライン動画での学習で、試験対策としても学習能率を上げられる場合も多いです。
動画学習での試験対策
一人学習が不得意な人でも、動画学習を初めて、更に講師とのQ&Aを受けることで、より勉強効率を高めることが出来ます。
Udemy
オンラインの動画講座であれば、いつでも講座の内容を見返して学べるため、学習しやすいでしょう。
オンライン講座によっては、講師への質問ができないものもあるため、学習サービスを比較して選ぶことが重要です。
Udemyであればその都度メールで講師に疑問点を質問出来る対話型の動画講座になっています。
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独学でVBAエキスパート試験の勉強をしているがテキスト学習では勉強が進まない方
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VBAを使ってマクロを作る・読むことができるスキルを認定する試験です。
本コースは、試験科目のうち「Excel VBAベーシック」(基本)に準拠しています。
【レベル感は?】
(公式サイトより説明引用)
コースの内容 より
Excel VBAの基本文法を理解し、基礎的なマクロの読解・記述能力を診断します。ベーシックレベルで診断するスキルには、変数、セル・シート・ブックの操作、条件分岐、繰返し処理などが含まれます。
資格試験対策だけでなくVBAの学習をサポートする勉強方法
オンラインスクールでエクセルVBAエキスパート試験対策用のものは知る限りでは見つかりません。
個別指導でも、リアルスクールで確実な試験対策を行いましょう。やはり対面授業が一番強いです。
プロ講師から学ぶ、王道の学習方法はやはり一番確実です。試験対策用だけではなく本格的にエクセルVBAを学べます。
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エクセルVBA技能を仕事に生かす
資格取得によって一番最初の変化は、自分の日常の業務に対しての周囲の信頼度のアップです。
業務改善のために、エクセルVBAを勉強してきた人にとっても、
資格取得を目標としてエクセルVBAを勉強してきた人にとっても、
エクセルVBAエキスパートの資格取得によって、すぐに、仕事内容が変わってしまうということはあまり無いでしょう。
けれども間違いなく、
普段の仕事内容に対しての周り人の信頼度が上がることにもなるでしょうし、資格褒賞制度のある職場では給与アップにつながります。
また履歴書の取得資格に加筆できるのはもちろんのこと、転職の時には自己PRに有利になります。
士業の資格ではないので、自分の収入に直結したものにはなりませんが、
自分とライバルが比較される場面では頭一つ抜けだせるのは間違いないです。
エクセルVBAエキスパート資格取得のまとめ
業務改善のために独学でエクセルVBAを勉強している人にとっては、
資格を取るために学習するというイメージは描きにくいです。
普段の勉強があってその上での資格取得という考え方の方が自然だと思います。
勉強方法としては、普段の勉強プラス、資格試験の出題範囲の弱所の補強となります。
この記事では、業務改善のために、普段よりエクセルVBAを勉強している人を中心にした内容で進めてきました。
普段からエクセルVBAを勉強している人とは逆に、
エクセルVBAをあまり勉強したことのない人が、「目標を資格取得」とした時の注意としては
テスト対策のための勉強法だけだと、実務的に中身の薄い、うわべだけの知識習得に終わってしまう恐れがあるということです。
(実務で使うには知識がまだ足りないということ。持っていても中身の無い資格)
基本は焦らず、まずはじっくり勉強に取り組んでいただきたいですが、
スケジュール化して期日目標を付けたい(受験をスケージュール化したい)のであれば、
「独学だけで」ではなくスクールを利用して学習することを強くお勧めします。
エクセルVBAを独習する時の勉強方法のコツを書いています。
エクセルVBAを独学で習得する!ために大切な7つのポイントを解説します最後までお読みいただきありがとうございました。
アンケートでポイ活しよう!!
アンケートに答えれば答えるほど ”使える” ポイントがたまります。