封筒宛名印刷のVBA作成。基本部のユーザーフォーム

fuutouatenaeyecatch002

封筒宛名印刷ソフトを作っています。今回は、UIとしてユーザーフォームを設置します。
基本的な操作部部分となるコントロールの配置と関連のVBAコードの作成です。

こんにちは、じゅんぱ店長(@junpa33)です。

封筒宛名印刷エクセルソフトの組み立て方を、これから何回かに分けて説明を行っていきます。

今回は、基本操作部分についての説明です。

本題に入るまでに、エクセルBOOKの準備をしておきます。

新しくエクセルを起動して、そのエクセルBOOKを「封筒宛名印字.xlsm」として一度保存をしてください。

「マクロ有効ブック」で保存は必須です。これで、下準備OKです。

その前に、前回の記事を確認してみるにはこちら↓からになります。

fuutoatenatorieyecatch 封筒宛名印刷エクセルソフトの無料DLと取説

封筒宛名を印刷するVBAの全体計画

fuutoatenakihonp033

封筒宛名印刷について、考えられる主だった条件設定

  • 封筒のサイズ
  • 縦書きか横書きか
  • 発送便の種別
  • 宛先の印刷
  • 宛先の連続印刷
  • 差出人の印刷
  • 書体の設定
  • 宛先の入力
  • 差出人の入力
  • 既存住所録の利用
  • プリンターとの封筒サイズセッティング
  • 各封筒別の宛先項目、差出項目の印刷位置セッティング

などが考えられます。

余りにもな項目が多く変数だらけになりそうで、作る前から萎えてしまいそうになります。

そこでまず、場面分けをします。

  1. 封筒サイズなど、印刷にかかわる前提条件・基本操作部分
  2. 宛先の登録・リスト追加にかかわる条件・新規登録
  3. 宛先の封筒への一枚印刷を行う条件・単独印刷
  4. 複数の宛先を連続して封筒に印刷する条件・連続印刷
  5. 差出人を登録し・印刷する条件・差出人項目

インターフェイス的にはVBAのユーザーフォームで行います。

これだけの条件設定で項目指定して行くためには、一覧表的に表示するとユーザーフォームが大型で雑多になってしまいますので、使わない部分は出来るだけ折りたたんでしまう事が重要だと思います。

また、

作成する上で特に重要なことは「封筒の種類をどれだけにするか?」ということです。

2~3種類まで選べるものは他にもいろいろあるかと思います。しかしそれでは汎用的に使えるとまでは言えません。

今回、作成するエクセルソフトは、最初に封筒用紙の設定さえ行えばOKの多場面での多用途のものを考えていますので、

あえてサイズほぼ網羅の16種類のタイプでコードを組み立てたいと思います。

エクセルBOOK「封筒宛名印字.xlsm」の中のWorksheetsを「宛名リスト」、「差出名リスト」、「宛先」、「差出」という名前で作成しておきます。

このエクセルソフト完成品をフリーダウンロードするにはこちら↓の記事からです。

fuutoatenatorieyecatch 封筒宛名印刷エクセルソフトの無料DLと取説

ユーザーフォームの設置と関連するVBA

fuutoatenakihonp034

「封筒宛名印刷コントロール」ユーザーフォーム

「封筒宛名印刷コントロール」のフォームの中でこの部分になります。

fuutoatenakihon001

ユーザーフォームへのコントロールツールの配置

ユーザーフォームの設置とツールの設置方法

始めのユーザーフォームの挿入方法はこちら↓で確認できます。

ユーザーフォームを表示する

userformeyecatch ユーザーフォームの挿入と表示は簡単 エクセルVBA

次にツールボックスを利用してコマンドツールを設置する方法はこちら↓です。

ツールボックスボタンを押してツールを使えるようにします。

このユーザーフォーム「封筒宛名印刷コントロール」の出現表示設定については、このエクセルソフトのどの操作場面でも必要になりますので、

すべてのシートモジュールとブックモジュールに以下のコードを記述しておきます。

各シートモジュールには

VBA
Option Explicit

Private Sub Worksheet_Activate()
        If 宛名印刷設定.Visible Then Exit Sub
        宛名印刷設定.Show vbModeless
End Sub

ブックモジュールには

VBA
Option Explicit

Private Sub Workbook_Open()
        If 宛名印刷設定.Visible Then Exit Sub
        宛名印刷設定.Show vbModeless
End Sub

ユーザーフォームを設置したらプロパティのオブジェクト名「宛名印刷設定」とCaption「宛名印刷設定」を変更します。

StartUpPositionは「0-手動」にしています。

fuutoatenakihon002

ラベルの配置

矢印の部分に(ツールボックスからの)ラベルで文字を挿入します。

赤矢印についてはCaptionの文字表示を変化させます。オブジェクト名についても判別しやすい名称にします。

fuutoatenakihon003a

fuutoatenakihon004

fuutoatenakihon005

fuutoatenakihon006

①選択された封筒の印刷タイプを表示します。

オブジェクト名 TP_no
Captionは空白

②選択された封筒のサイズを表示します。

オブジェクト名 サイズ表示A
Captionは空白

③封筒が選択された時の注意を表示します。

オブジェクト名 用紙注意書き
Captionは空白

オプションボタンとチェックボックスの配置

この矢印の部分になります。

fuutoatenakihon007a

フレームの配置

緑矢印の部分です。先にツールボックスで「フレーム」を選択し「封筒宛名印刷コントロール」ユーザーフォームに設置します

オプションボタンの配置

先に配置したフレーム内(緑部分)にオプションボタンを配置します。

フレーム内にあるオプションボタンは同じグループ扱いになります。

封筒名の上からの並び順にボタン番号が並ぶのがきれいですが、このソフトの作成計画中の途中変更などで実際にはうまく順番には並んでいません。ここでは、3つの例示をします。すべて同様でOKです。


fuutoatenakihon008

fuutoatenakihon009

fuutoatenakihon010

オブジェクト名 OptionButton1
Captionは洋形2号

オブジェクト名 OptionButton5
Captionは長形3号

オブジェクト名 OptionButton18
Captionは長形6号

チェックボックスの配置

赤矢印の部分です。

fuutoatenakihon011

fuutoatenakihon012

fuutoatenakihon013

オブジェクト名 横書き1
Caption 横書き

オブジェクト名 横書き2
Caption 横書き

オブジェクト名 横書き3
Caption 横書き

コマンドボタン、トグルボタン、テキストボックス、コンボボックスの配置

コマンドボタンは青矢印、テキストボックスは赤矢印、コンボボックスは緑矢印です。

fuutoatenakihon014

コマンドボタン、トグルボタンの配置

⑩コマンドボタン

fuutoatenakihon015

⑪コマンドボタン

fuutoatenakihon018

⑫コマンドボタン

fuutoatenakihon016

⑩コマンドボタン

オブジェクト名 便名反映
Caption 便名を印刷に反映

⑪コマンドボタン

オブジェクト名 発送便クリア
Caption 発送便名クリア

⑫コマンドボタン

オブジェクト名 宛先CL
Caption 宛先シート全クリアー

⑬コマンドボタン
fuutoatenakihon019
⑭トグルボタン
fuutoatenakihon017
⑬コマンドボタン

オブジェクト名 差出CL
Caption 差出シート全クリア

⑭トグルボタン

オブジェクト名 封筒登録
Caption 封筒登録OFF

テキストボックス、コンボボックスの配置

⑮テキストボックス

fuutoatenakihon020

⑯コンボボックス

fuutoatenakihon021

⑮テキストボックス
オブジェクト名 差出CL
Caption 差出シート全クリア
Font MSゴシック(太字、12)
⑯コンボボックス
オブジェクト名 ComboBox1
Font MSゴシック(太字、12)

フォームモジュールへの各コントロールのコード記述

ラベルの表示

①TP_no 、②サイズ表示A 、③用紙注意書き のCaption(ラベルの表示)については、オプションボタンの操作に連動して表示するようにします。

オプションボタンのコード設定

  • 「ラベル①TP_no」の値はこのソフトのすべてのモジュールに適用される重要なデータになります。
  • Module1に記述された「オプションボタン設定」プロシージャーを呼び出します。

オプションボタン1の動作コードはこのようになります。

すべてのオプションボタンのVBAコードはこちらです。

VBA
Private Sub OptionButton1_Click()
'洋形2号
        OPB = ""
        OPB = 宛名印刷設定.OptionButton1.Caption
        宛名印刷設定.TP_no.Caption = "TP1"
        Call Module1.オプションボタン設定
End Sub

コマンドボタン、トグルボタンのコード設定

vbacalleyecatch 部品化プロシージャーでCallステートメントは必須

コマンドボタン

「便名を印刷に反映」のコードは、モジュール1のプロシージャー「発送便記入」を呼び出します。

VBA
Private Sub 便名反映_Click()
        Call Module1.発送便記入
End Sub

「発送便名クリア」のコードは、テキストボックスの値を空白にして、モジュール1のプロシージャー「発送便CL」を呼び出します。

VBA
Private Sub 発送便クリア_Click()
        宛名印刷設定.発送便.Value = ""
        Call Module1.発送便CL
End Sub

「宛先シート全クリアー」のコードは、モジュール1のプロシージャー「シートクリア宛先」を呼び出します。

VBA
Private Sub 宛先CL_Click()
        Call Module1.シートクリア宛先
End Sub

「差出シート全クリアー」のコードは、モジュール1のプロシージャー「シートクリア差出」を呼び出します。

VBA
Private Sub 差出CL_Click()
        Call Module1.シートクリア差出
End Sub

トグルボタン

「封筒登録OFF」のコードは、

  1. ボタンを押すと表示が「ON」に変わり「プリンター登録封筒」ユーザーフォームが表示されます。
  2. ボタンを戻すと表示が「OFF」に変わり「プリンター登録封筒」ユーザーフォームが消えます。
VBA
Private Sub 封筒登録_Click()
        If 宛名印刷設定.封筒登録 = True Then
            プリンター登録封筒.Show vbModeless
            宛名印刷設定.封筒登録.Caption = "封筒登録ON"
            宛名印刷設定.封筒登録.BackColor = &H808080
        ElseIf 宛名印刷設定.封筒登録 = False Then
            Unload プリンター登録封筒
            宛名印刷設定.封筒登録.Caption = "封筒登録OFF"
            宛名印刷設定.封筒登録.BackColor = &HE0E0E0
        End If
End Sub

テキストボックス、コンボボックスのコード設定

テキストボックス

Module1に記述のプロシージャーでデータを拾います。

このモジュールシートから記入することはありません。

コンボボックス

プルダウンリストで表示されるデータ項目(アイテム)を指定するコードを作成します。

ここで文字フォントを設定していますが、無用なエラーを避けるため、カスタマイズする時(新たなフォントを設定する時)は

こちらで「.AddItem」を増やしてください。(Module1の関連のコードも変更することを忘れずに。)

VBA
Private Sub UserForm_Initialize()
        OptionButton1.Value = True
        With ComboBox1
            .AddItem "MS Pゴシック"
            .AddItem "MS P明朝"
            .AddItem "AR P隷書体M"
            .AddItem "メイリオ"
            .AddItem "游ゴシック"
            .AddItem ""
        End With
End Sub

入れ子ユーザーフォームの作成

fuutoatenakihonp035

トグルボタン「封筒登録OFF」を「ON」にしたときに「プリンター登録封筒」ユーザーフォームが表示されるようにします。

fuutoatenakihon022

「プリンター登録封筒」ユーザーフォーム

「プリンター登録封筒」ユーザーフォームのプロパティ

このようになります。

fuutoatenakihon023

オブジェクト名 プリンター登録封筒
Caption プリンター登録封筒

コントロールツールの配置

ラベルとテキストボックスの配置

ラベルは青矢印、テキストボックスは赤矢印になります。

fuutoatenakihon024
⑰ラベル

fuutoatenakihon025

⑱テキストボックス

fuutoatenakihon026

⑰ラベル
Caption 洋形2号
⑱テキストボックス
オブジェクト名 コード1

「A6用紙」まで18セット順番に、同様に設定配置していきます。

その他の文字・文章はラベルを使って配置してください。

コマンドボタンとトグルボタン、チェックボックスの配置

コマンドボタンは青矢印、チェックボックスは緑矢印となります。

fuutoatenakihon027
⑲コマンドボタン

fuutoatenakihon028

⑳コマンドボタン

fuutoatenakihon029

⑲コマンドボタン

オブジェクト名 封筒サイズ更新
Caption 封筒コード更新

⑳コマンドボタン

オブジェクト名 フォーム終了
Caption 閉じる

㉑コマンドボタン

fuutoatenakihon030

㉒トグルボタン

fuutoatenakihon031

㉑コマンドボタン

オブジェクト名 定数値確認
Caption 定数値確認

㉒トルグボタン

オブジェクト名 データシート表示
Caption データシート表示OFF

㉓チェックボックス

fuutoatenakihon032

㉓チェックボックス

オブジェクト名 CheckBox1
Caption 空欄データも登録する

入れ子フォームモジュールへの各コントロールのコード記述

プリンター登録封筒ユーザーフォームモジュールへのVBA記述を行います。

テキストボックスのコード設定

こちらのフォームモジュールからのコントロールではなく、モジュール3のプロシージャーからの操作になります。

コマンドボタン、トグルボタンのコード設定

コマンドボタン

「封筒サイズ更新」のコードは、モジュール3のプロシージャ「封筒コード登録」を呼び出します。

VBA
Option Explicit

Private Sub 封筒サイズ更新_Click()
        Call Module3.封筒コード登録
End Sub

「フォーム終了」のコード
  • 「プリンター登録封筒」フォームを消します。
  • 「封筒宛名印刷コントロール」の「封筒登録」トグルボタンを「OFF」に戻します。
  • 「データ」シートをアンビジブルにします。
VBA
Private Sub フォーム終了_Click()
        Unload プリンター登録封筒
        宛名印刷設定.封筒登録 = False
        宛名印刷設定.封筒登録.Caption = "封筒登録OFF"
        宛名印刷設定.封筒登録.BackColor = &HE0E0E0
        Worksheets("データ").Visible = False
End Sub

「定数値確認」のコードは、モジュール1のプロシージャ「設定用定数値」を呼び出します。

VBA
Private Sub 定数値確認_Click()
        Call Module3.設定用定数値
End Sub

トグルボタン

  • ボタンを押したときに、表示を「ON」に変更します。
  • 「データ」シートを表示し、登録状況を確認できるようにします。
  • ボタンを戻したときはその逆になるようにします。
VBA
Private Sub データシート表示_Click()
        If プリンター登録封筒.データシート表示 = True Then
            プリンター登録封筒.データシート表示.Caption = _
                        "データシート表示ON"
            プリンター登録封筒.データシート表示.BackColor = &H808080
            With Worksheets("データ")
                    .Visible = True
                    .Select
            End With
        ElseIf プリンター登録封筒.データシート表示 = False Then
            プリンター登録封筒.データシート表示.Caption = _
                        "データシート表示OFF"
            プリンター登録封筒.データシート表示.BackColor = &HE0E0E0
            Worksheets("データ").Visible = False
            Worksheets("宛名リスト").Select
        End If
End Sub

関連するVBAをModule1に記述

fuutoatenakihonp036

「封筒宛名印刷コントロール」フォーム中のコントロールから

最初に、モジュールを通して共通の変数の宣言として、先頭に以下のコードを記述します。

vbasengeneyecatch 宣言方法で変数の適用範囲を変える エクセルVBA
VBA
    Option Explicit
    
    Public STY As Variant
    Public TPnU, TPnL, TPnM, TPnRo As Double
    Public aR As Long, J As Long
    Public aN, aKei, aSho, aYB, aK, aSK, aB, aBM, aRe As Variant
    Public OPB As String

コマンドボタンからの呼び出し

オブジェクト 便名反映

モジュール1「発送便記入」を呼び出します。

ラベル「TP_no」のCaptionの値に対して条件分岐をさせています。

封筒のタイプによって、「宛先」シートのレイアウトが変化しますので、発送便名表示位置が変化するからです。

vbaifjyokeneyecatch If条件文のVBAコードの組み方。条件の絞り方を最速理解 vbawithstateeyecatch With~End Withの使い方。VBAコードを簡潔に記述する
VBA
Sub 発送便記入()
        STY = 宛名印刷設定.TP_no.Caption
        If STY = "TP3" And 宛名印刷設定.横書き1.Value = False Then
            Call Module1.サブ項目1発送便記入
        ElseIf STY = "TP1" And 宛名印刷設定.横書き2.Value = False Then
            Call Module1.サブ項目1発送便記入
        ElseIf STY = "TP1" And 宛名印刷設定.横書き3.Value = False Then
            Call Module1.サブ項目1発送便記入
        ElseIf STY = "TP2" Or STY = "TP6" Then
            Call Module1.サブ項目1発送便記入
        Else
            Call Module1.サブ項目2発送便記入
        End If
End Sub

このプロシージャーのサブとなるプロシージャが2つあります。

「サブ項目1発送便記入」プロシージャー (縦書き用)

vbacellsplacementeyecatch 「配置」を最速理解する エクセルVBA vbacellsfonteyecatch 「フォント」の操作を最速理解する エクセルVBA
VBA
Sub サブ項目1発送便記入()
        Worksheets("宛先").Range("E1:H1").MergeCells = True
        With Worksheets("宛先").Range("E1")
            .Value = 宛名印刷設定.発送便.Value
            .Font.Bold = True
            .Font.Color = RGB(255, 0, 0)
            .Orientation = xlHorizontal
            .HorizontalAlignment = xlCenter
            .VerticalAlignment = xlTop
        End With
End Sub

「サブ項目1発送便記入」プロシージャー (横書き用)

VBA
Sub サブ項目2発送便記入()
        With Worksheets("宛先")
            .Range("C1:D1").MergeCells = True
            .Range("C1").Value = 宛名印刷設定.発送便.Value
            .Range("C1").Font.Color = RGB(255, 0, 0)
        End With
End Sub

オブジェクト名 発送便クリア

vbacleareyecatch シートクリアーを目的のメソッド別にVBA最速理解

モジュール1「発送便CL」を呼び出します。

VBA
Sub 発送便CL()
        Worksheets("宛先").Range("E1") = ""
        Worksheets("宛先").Range("C1") = ""
End Sub

オブジェクト名 宛先CL

モジュール1「シートクリア宛先」を呼び出します。シートを全くのデフォルト状態に戻します。

VBA
Sub シートクリア宛先()
        With Worksheets("宛先")
            .Cells.ClearFormats
            .Cells.ClearContents
            .Cells.UseStandardHeight = True
            .Cells.UseStandardWidth = True
        End With
End Sub

オブジェクト名 差出CL

モジュール1「シートクリア差出」を呼び出します。シートを全くのデフォルト状態に戻します。

VBA
Sub シートクリア差出()
            With Worksheets("差出")
            .Cells.ClearFormats
            .Cells.ClearContents
            .Cells.UseStandardHeight = True
            .Cells.UseStandardWidth = True
        End With
End Sub

コンボボックスの値の利用

オブジェクト名 ComboBox1

コンボボックスで指定された文字フォントに切り替える設定のコードを記述します。

VBA
Sub フォント設定()
        Worksheets("宛先").Select
        Cells.Select
        If 宛名印刷設定.ComboBox1.Value = "" Then
            宛名印刷設定.ComboBox1.Value = "MS Pゴシック"
        End If
        Selection.Font.Name = 宛名印刷設定.ComboBox1.Value
End Sub

封筒サイズ指定のオプションボタンの設定

オブジェクト名 OptionButton1~18

  • ラベルへの表示をコントロールします。
  • プリンターの用紙確認の注意喚起のラベル表示についてはWait関数でタイムラグを作って表示します。
  • オプションボタンのキャプション名によってデータシート中の「用紙の定数値」を検索します。
  • このボタンのスイッチングで「印刷のレイアウトシート(「宛先」と「差出」)」の用紙設定を変更・指定を行います。
VBA
Sub オプションボタン設定()
    Dim MR As Long
        宛名印刷設定.サイズ表示A.Caption = OPB
        Worksheets("宛先").PageSetup.PaperSize = xlPaperA4
        Worksheets("差出").PageSetup.PaperSize = xlPaperA4
        宛名印刷設定.プリンター注意.Caption = ""
        宛名印刷設定.用紙注意書き.Caption = ""
        Application.Wait Now() + TimeValue("00:00:01")
        宛名印刷設定.用紙注意書き.Caption = _
                    "先ず、プリンターの用紙設定をしてください。"
        On Error Resume Next
        MR = WorksheetFunction.Match(OPB, Worksheets("データ") _
                    .Range("A1:A21"), 0)
        If Worksheets("データ").Cells(MR, 3).Value = "" Then
           Worksheets("宛先").PageSetup.PaperSize = xlPaperA4
           Worksheets("差出").PageSetup.PaperSize = xlPaperA4
        Else
            With Worksheets("データ")
                Worksheets("宛先").PageSetup.PaperSize = _
                            .Cells(MR, 3).Value
                Worksheets("差出").PageSetup.PaperSize = _
                            .Cells(MR, 3).Value
            End With
        End If
End Sub

子フォーム「プリンター登録封筒」中のコントロールから

こちらの2つのVBAコードはModule3に記述しています。

コマンドボタン

オブジェクト名 封筒サイズ更新

チェックボックス「空欄データも登録する」がチェックされているかどうかの条件分岐を行っています。

Gotoの使い方については、

VBAGotoeyecatch001 Gotoステートメントでコードをジャンプ!毒と薬の2面性

が参考記事になります。

VBA
Sub 封筒コード登録()
    Dim x As Long
        Worksheets("データ").Visible = True
        Worksheets("データ").Select
        For x = 1 To 18
            If プリンター登録封筒.CheckBox1.Value = False Then
                If プリンター登録封筒.Controls("コード" & x) _
                            .Value = "" Then
                    GoTo step2
                Else
                    Range("C" & x + 3).Value = プリンター登録封筒 _
                            .Controls("コード" & x).Value
                End If
step2:
            Else
                Range("C" & x + 3).Value = プリンター登録封筒 _
                            .Controls("コード" & x).Value
            End If
        Next x
End Sub

オブジェクト名 定数値確認

メッセージボックスで「定数値」を表示できるようにしています。

メッセージボックスの使い方は、

vbamsgboxeyecatch メッセージボックス MsgBox実際の使い方を最速に理解

をご覧ください。

VBA
Sub 設定用定数値()
        Worksheets("宛先").Select
        MsgBox "用紙設定 定数値は 「 " & Worksheets("宛先").PageSetup. _
                    PaperSize & " 」 です。", vbOKOnly, "封筒宛名印刷"
End Sub

ユーザーフォームの基本設定まとめ

fuutoatenakihonp037

お疲れさまでした。

ここまで、コントロールパネルとなるユーザーフォームのベースを作ってきました。

VBAコード文字数としては、ここが一番多くなっています。

結構、いろんな種類のコントロールも利用しましたが、もっと良い使い方があればそれぞれに試してみてください。

ユーザーフォームも配置や配色のデザインは自由ですので、またオリジナルもお考え下さい。

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vbastudyeyecatch2 エクセルVBAの独習でおすすめ参考書を7冊選ぶ。良書との出会いは大切です

今回の記事はここまでです。   最後までご覧いただき有難うございました。

エクセルVBA最速理解で必要な知識を集めよう!

エクセルVBA業務ツールで日常の業務改善を行いましょう。

VBAコードの記述記事においては、その記述には細心の注意をしたつもりですが、掲載のVBAコードは動作を保証するものではりません。 あくまでVBAの情報の一例として掲載しています。 掲載のVBAコードのご使用は、自己責任でご判断ください。 万一データ破損等の損害が発生しても当方では責任は負いません。

<追加補足資料>

すべてのオプションボタンのVBAコード

VBA
Private Sub OptionButton1_Click()
'洋形2号
        OPB = ""
        OPB = 宛名印刷設定.OptionButton1.Caption
        宛名印刷設定.TP_no.Caption = "TP1"
        Call Module1.オプションボタン設定
End Sub

Private Sub OptionButton2_Click()
'洋形3号
        OPB = ""
        OPB = 宛名印刷設定.OptionButton2.Caption
        宛名印刷設定.TP_no.Caption = "TP1"
        Call Module1.オプションボタン設定
End Sub

Private Sub OptionButton3_Click()
'洋形4号
        OPB = ""
        OPB = 宛名印刷設定.OptionButton3.Caption
        宛名印刷設定.TP_no.Caption = "TP2"
        Call Module1.オプションボタン設定
End Sub

Private Sub OptionButton4_Click()
'洋長形3号
        OPB = ""
        OPB = 宛名印刷設定.OptionButton4.Caption
        宛名印刷設定.TP_no.Caption = "TP3"
        Call Module1.オプションボタン設定
End Sub

Private Sub OptionButton13_Click()
'長形1号
        OPB = ""
        OPB = 宛名印刷設定.OptionButton13.Caption
        宛名印刷設定.TP_no.Caption = "TP4"
        Call Module1.オプションボタン設定
End Sub

Private Sub OptionButton14_Click()
'長形2号
        OPB = ""
        OPB = 宛名印刷設定.OptionButton14.Caption
        宛名印刷設定.TP_no.Caption = "TP5"
        Call Module1.オプションボタン設定
End Sub

Private Sub OptionButton5_Click()
'長形3号
        OPB = ""
        OPB = 宛名印刷設定.OptionButton5.Caption
        宛名印刷設定.TP_no.Caption = "TP3"
        Call Module1.オプションボタン設定
End Sub

Private Sub OptionButton15_Click()
'長形4号
        OPB = ""
        OPB = 宛名印刷設定.OptionButton15.Caption
        宛名印刷設定.TP_no.Caption = "TP6"
        Call Module1.オプションボタン設定
End Sub

Private Sub OptionButton6_Click()
'長形40号
        OPB = ""
        OPB = 宛名印刷設定.OptionButton6.Caption
        宛名印刷設定.TP_no.Caption = "TP6"
        Call Module1.オプションボタン設定
End Sub

Private Sub OptionButton10_Click()
'角型1号
        OPB = ""
        OPB = 宛名印刷設定.OptionButton10.Caption
        宛名印刷設定.TP_no.Caption = "TP7"
        Call Module1.オプションボタン設定
End Sub

Private Sub OptionButton9_Click()
'角型2号
        OPB = ""
        OPB = 宛名印刷設定.OptionButton9.Caption
        宛名印刷設定.TP_no.Caption = "TP7"
        Call Module1.オプションボタン設定
End Sub

Private Sub OptionButton8_Click()
'角型3号
        OPB = ""
        OPB = 宛名印刷設定.OptionButton18.Caption
        宛名印刷設定.TP_no.Caption = "TP8"
        Call Module1.オプションボタン設定
End Sub

Private Sub OptionButton16_Click()
'角型4号
        OPB = ""
        OPB = 宛名印刷設定.OptionButton16.Caption
        宛名印刷設定.TP_no.Caption = "TP8"
        Call Module1.オプションボタン設定
End Sub

Private Sub OptionButton17_Click()
'角型5号
        OPB = ""
        OPB = 宛名印刷設定.OptionButton17.Caption
        宛名印刷設定.TP_no.Caption = "TP9"
        Call Module1.オプションボタン設定
End Sub

Private Sub OptionButton18_Click()
'角型6号
        OPB = ""
        OPB = 宛名印刷設定.OptionButton18.Caption
        宛名印刷設定.TP_no.Caption = "TP10"
        Call Module1.オプションボタン設定
End Sub

Private Sub OptionButton7_Click()
'角型8号
        OPB = ""
        OPB = 宛名印刷設定.OptionButton7.Caption
        宛名印刷設定.TP_no.Caption = "TP5"
        Call Module1.オプションボタン設定
End Sub

Private Sub OptionButton11_Click()
'郵便はがき
        OPB = ""
        OPB = 宛名印刷設定.OptionButton11.Caption
        宛名印刷設定.TP_no.Caption = "TP1"
        Call Module1.オプションボタン設定
End Sub

Private Sub OptionButton12_Click()
'A6用紙
        OPB = ""
        OPB = 宛名印刷設定.OptionButton12.Caption
        宛名印刷設定.TP_no.Caption = "TP1"
        Call Module1.オプションボタン設定
End Sub

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