時給計算表作成の第9回になります。今回が作成の最終回です。
シートに設置したコマンドボタンとプロシージャーを紐づけていきます。
コードは標準モジュールではなく、シートモジュールに記述していきます。
エクセルVBAで時給計算表を作成しています。この回で9回目、最終記事になります。
今回は、初期設定項目シートで設置した各コマンドボタンと、プロシージャーとを紐づけするエクセルVBAコードを作っていきます。
こんにちは、じゅんぱ店長(@junpa33)です。
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コンテンツ
コマンドボタンとプロシージャーとの紐づけ
今まで、標準モジュール(Module1、Module2、Module3)で記述してきましたそれぞれのプロシージャーを、コマンドボタンと紐づけていきます。
この紐づけるコードは、コマンドボタンの置かれている「初期設定項目」の「シートモジュール」に記述します。
VBEのプロジェクトエクスプローラーの「Sheet1(初期設定項目)」というモジュールです。
この11個のボタンに紐づけを行います。
プロシージャーとの紐づけコード
「Sheet1(初期設定項目)」のシートモジュールに記述していきます。
①から⑪までのコードを順に記述します。
Private Sub 計算表初期化_Click()
Module1.クリアH
Module1.シート削除
End Sub
Private Sub 対象者計算Book作成_Click()
Module1.対象者用時間計算作成
End Sub
Private Sub Book保存_Click()
Module1.ブックを保存
End Sub
Private Sub テンプレート作成_Click()
Module2.テンプレート
End Sub
Private Sub 勤務時間計算_Click()
Module2.時間計算
End Sub
Private Sub 給与計算_Click()
Module2.金額計算
Module2.合計計算
End Sub
Private Sub マルメ_Click()
Module2.マルメ計算
End Sub
Private Sub 計算シートの保存_Click()
Module3.シート保存
End Sub
Private Sub シートリスト作成_Click()
Module3.シート名
End Sub
Private Sub シート印刷_Click()
Module3.シート印刷
End Sub
Private Sub シートリストクリア_Click()
Module3.コンボリストクリア
End Sub
「時給計算表.xlsm」のブックモジュールに記述する内容
テンプレートBookの「時給計算表.xlsm」を開くときに、
初期設定項目の「対象者」項目のデータをクリアしておきます。
ブックモジュール(ThisWorkbook)に記述します。
開いたファイル名が「時給計算表.xlsm」であったときに「対象者」をクリアします。
Option Explicit
Private Sub Workbook_Open()
Dim FileName As String
FileName = ThisWorkbook.Name
If FileName = "時給計算表.xlsm" Then
Worksheets("初期設定項目").Range("C6") = ""
End If
End Sub
プロシージャーとの紐づけのまとめ
この記事でコマンドボタンとプロシージャーを繋げることが出来ました。
紐付けのコード自体は、プロシージャーの呼び出しコードですので、
記述は非常に簡単です。
プロジェクト(モジュール全体)の中で、それぞれのプロシージャー名の重複は禁止されています。
この記事で紹介している紐づけコードには、
どのモジュールに属しているプロシージャーかまで記述しています。
これは後々のメンテナンスで、どこにあるプロシージャーかを見つけやすくするためです。
(本来的には、唯一の名前ですので、記述しなくても十分動作させることは出来ます。)
次回は、この時給計算表作成ソフトの使い方を始めから通して説明します。
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今回の記事はここまでです。 最後までご覧いただき有難うございました。









